Guten Tag(こんにちは)スソンコーチです。
暑い日本での夏季コースを終えて、そのまま涼しいドイツへ飛んできてしまいました。
ここドイツ・ケルンはあいにくの天気ですが、気温10℃以下というとても過ごしやすい寒さ(?)です・・・はい、秋が恋しいです(笑)

先日行われたU12夏季コースでは、千住・板橋校のスクール生はじめ、遠くは静岡より、たくさんの子供たちが参加してくれました。
天候や慣れない環境に負けないように頑張る子供たちと、とても楽しく有意義な時間を過ごすことができました。
その後、僕はドイツに到着するやいなや、日本とドイツの「違いや差」を伝えるべく、さっそく現場に足を運んでいます。

毎年この時期に、1.FCケルンが主催する小学2年・4年生対象のGeißbock Cup(ガイスボックカップ)という大会があり、4年生の教え子たちの試合とブンデスリーガ開幕戦を見ることができました。

今回の目的は、日本サッカーとドイツサッカーの差をタイムリーに肌で感じ、再確認することでした。
いくつかあるなかでも、とりわけ勝負事に大きく影響するものが「球際の激しさ」です。
一番わかりやすい例はやはり守備に対する意識で、日本の典型的なディフェンスは、1対1の局面でまずしっかりコースに入ることや足を止めて、「抜かれないように対応」することを重視します。
逆にドイツ(だけではなくほとんどの海外サッカー)では、ファーストDF自ら「一人でボールを奪う」ことを求められます。日本に比べたら少し雑で怠慢なプレーも多々見受けられますが、実際ピッチに立ったらその迫力(プレッシャー)に圧倒され、普段出来ているプレーが出来なくなります。
そういう激しさは試合だけではなく、普段のトレーニングから見られます。
即ち、トレーニングが試合のためのトレーニングになっている証拠です。
今回の滞在でも、育成年代とブンデスリーガの試合を観戦させてもらいましたが、正直日本だったら何枚イエローカードがでるかわからないくらい、激しい局面が当たり前のようにありました。
私たちアジア人は欧米人と比べて、上にも横にも小さいので、パワーで真っ向勝負をしても勝てる可能性はとても低いです。
ただ、今回再認識できた部分というのは体格の差ではなく「気持ち」の差です。
いきなりカラダを大きくする事は不可能ですが、少しずつ「戦う気持ち」を養う事は決して不可能ではないと思っています。カラダで劣っているなら、せめて「気持ち」では勝っていたいですね。
「気持ち」はサッカーをはじめとするスポーツの世界だけではなく、様々な分野で絶対に必要な要素で、それを育てるためにはトレーニングだけではなく、たくさんの経験をすることがとても大切です。

今回の夏季コースでは、慣れない環境やメンバーの中で、どれだけ自分の能力を発揮できるか?というのを注視しました。

当たり前なことですが、初日と最終日(4日目)を比べると、トレーニングの雰囲気や子供たちのパフォーマンスは明らかに違います。
このような「慣れない環境」を数多く経験し、初日から最終日まで変わらず自分の実力を発揮できる「強い子供」に育ってほしいですね。
そのためにも、私たちもたくさんのアイデアを出し、サッカーを通じて色々な経験をさせてあげられればと思っています。
今、このブログを書きながらも、近い将来、スクール生とドイツの教え子が試合・・・なんてことを夢見ています。
9月1日よりまもなくトレーニングが再開し、新しい子供たちも来てくれるので、今回の経験をしっかり伝えたいと思います。
僕も、ジュニスターサッカースクールが世界一のスクールになるように、頑張ろうと思えた充実した1週間となりました。

数日後にはまた・・・30℃超えの日本です(笑)
それでは、また。
りゃん

※写真は下記のURLよりご覧ください
https://www.facebook.com/junistar.soccer/posts/567308820039750


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