こんにちは。
前回のブログのテーマを有言実行し、完全にOffモードになっていましたスソンコーチです(笑)
梅雨並みの雨続きで一気に秋を感じさせる気温になりましたが、体調におかわりはないでしょうか?
「Part2はいったい、いつ更新されるんだ?」との声が聞こえて来そうなので(実際に言われました。笑)、更新したいと思います。
さて、前回はピッチ外のことを書いたので、今回はより「サッカー的なこと」を書きたいと思います。

今回イベントに参加してくれた6名のドイツ人は国内でもトップクラスで、2014-2015シーズンには数々のタイトルを獲得し、数名のプレーヤーは、ブンデスリーガ・アカデミーへの移籍を実現させました。
違いが顕著に見えた部分は多くありましたが、身体的以外の部分をいくつかあげるとしたら、パススピード・1vs1の質の違い・戦術眼の3つです。
以前にもお伝えしたことはあるのですが、外国人選手の技術は、見た目はとても「雑」です。
対面パスやリフティングをさせても、スクール生の方が圧倒的に「きれいなボールタッチ」をしていました。
その反面、攻守において、プレーがとてもダイナミックです。
初日のトレーニングでのウォーミングアップ、パスとファーストタッチをみると、キック音を聞いてもその違いは明らかでした。
イベント会場はフットサルコートだったので、どちらかというと細かい技術ができる子供たちが、目立つ印象はありましたが、対外試合(フルコート)では、日独問わず、多少技術が劣ってもダイナミックにプレー出来る子どもが、試合中の主導権を握っていたと思います。
試合中は常にプレッシャーを搔い潜ることを求められ、そのために質の高いフリーランニングと「トップスピードに乗った状態でのスキル」が必要となってきます。
ここで注目していただいきたい部分は、「良い選手」の価値観です。
僕個人が思う「良い選手」とは、やはり試合で活躍できる選手のことです。
ポジションによって求められるスキルが異なるので、ボールコントロールが素晴らしいだけのプレーヤー=良い選手とは限りません。

1vs1の部分ですが、前述した通り多くのフェイントなどするわけではなく、大胆に仕掛けていきます。
特に守備時には、一発で飛び込んで抜かれる場面もありますが、「隙を見せたら牙を剥く」かのごとくボールを奪いにきます。
外からみていたら一見簡単に抜けそうに見えますが、対峙してた子供たちは、その圧力やありえない場所まで足が伸びてくる恐怖感に、随時苦戦していたと思います。

3つ目にあげた戦術眼ですが、ドイツの子供たちは、11歳にしてある程度の個人・グループ・チーム戦術が身に付いてます。
ビルドアップ時のポジショニング、高い位置からプレッシャーをかけられた場合の対応、守備時のチャレンジとカバーと全員の距離感をコンパクトに保つこと…などなど、幼いながらにも、既にサッカーを理解しつつあります。

身体能力…身体のサイズからしてやはり違いました。
とりわけ、一瞬で起こす爆発的なスプリント能力は、僕たちアジア人にはマネ出来ない部分かなと感じました。
それと同時に球際に関しては、身体の問題ではなく「心」の問題だということも、教えられました。

今回4日間という短い期間でしたが、同じピッチ上に立つことで得られたことが多かったと思います。
イベントに参加したスクール生の中には、既に意識が変わりつつある子もチラホラ見えてます。
こういう積み重ねが将来大きなアドバンテージになることを、心より願っています…願っているだけではなく、僕も日々精進したいと思います(笑)

それでは Tschüss
スソンコーチ


2024年✨

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