Guten Tag zusammen(みなさん、こんにちは)
Wie geht es euch?(お元気ですか?)

先週の梅雨明けから一気に真夏日になりましたが、みなさんはいかがお過ごしでしょうか?
一学期のレッスンもあっという間に終了し、数日後には、待ちに待ったイベントがスタートします!
イベントの前に、コミュニケーションとコーチングについて、滞っていたブログを久々に更新したいと思います(笑)
ひとつ前置きしますと、これはあくまで僕個人が大切にしていることなので、一大人の見解として読んでいただければ嬉しいです。

現在スクールでは、70名以上の子供たちが在籍していますが、一番気を使う部分というのが、一人一人との接し方や言葉遣い、声のトーンを変えたり試行錯誤しながら「コミュニケーション」を取ることや、人へのモノの伝え方です。
同じ意味を持つ言葉でも、伝え方次第で、受取側に意図していないように解釈されてしまいます。また、受取側の性格も十人十色だということを、忘れないようにしています。
先日、ジュニスターで初めて対外試合に参加させていただいたのですが、勝った試合、僅差での敗戦、大敗など様々なシチュエーションがありました。
特に劣勢に立たされている時の対応というのはとても難しいもので、コーチとしての手腕よりは品格がより問われます。
試合でもトレーニングでも育成年代でこだわっていることは、文字通り「(将来に向けて)育てる(成長させる)」ことです。
何試合かは明らかに相手との実力差があり、連続失点を重ねチームの士気が下がる時間帯がありましたが、『ベンチから罵声のようなコーチングをしリスクを回避する』よりは、『大敗しても、日頃から積み重ねている成果を1回でも出す努力をする』というスタイルを貫き通しました。
ある程度、メンバーやポジションを固定して、試合時間の15分間徹底的にコーチングをしたら、最小失点のスコアもしくは引き分けに持ち込めた可能性はあります

人は、物事が上手くいっていない時や窮地に立たされた状況で、本性がでるものです。
大敗や負けということ自体は気持ちの良いものではありませんが、コーチ以上に悔しい思いをしているのは、ピッチに立っている子どもたちだと思いますし、「今は負けても、この子たちが1年後、2年後と少しずつ成長できるように…」という育成への信念がブレなければ、自ずと忍耐力もついてくるものだと思います。
通常のトレーニングでも、アグレッシブさやピリピリした緊張感を出すため、鼓舞するための声を出す事はあっても、子ども自身の「判断を左右してしまう発言」は、なるべくしないように心掛けています。(負の感情を抑えられず、発してしまう場合もありますが、その時はしっかり反省です)

サッカーの技術を向上させることだけが、育成ではありません。

真っ先に結果が問われるプロの世界では、そんな悠長な事は言ってられませんが、僕が携わっているのはあくまで育成だということを、常に念頭に置いています。
まだまだ未熟な指導者ですが、そんな思いや情熱が少しでも子供たちに伝わって、成長してくれればコーチ冥利に尽きます。

数日後、ドイツから教え子たちが来日します。
どんな一週間になるか、本当に楽しみで仕方ありません!

Viel Spaß bei euch in der Sommerferien(みなさんも、楽しい夏休みを!)

Tschüss
スソンコーチ


2024年✨

仲間✨

2022年度修了⚽